アマゾン社の買収に関する記事を読み、ふと教育について。
興味深い記事を読みました。
アメリカの人気番組ABCのShark Tank(起業家が自社製品やビジネスプランを紹介して番組に出演する投資家達から出資を募る番組)に2013年に出場し自社製品を十分に評価して貰えなかった起業家(投資家からの獲得出資額ゼロ)が、2018年にその製品を販売するRing社(旧Doorbot)をアマゾン社に1000億円以上で売却した、という話です。
つまり、2013年にはテレビ出演投資家達に全く価値を評価してもらえなかった製品・会社が、2018年にはアマゾン社に評価され1000億円以上で買収してもらえたのです。アマゾン社が買収した案件としてはホールフーズに次ぎ二番目に高額な事例となるそうです。
(※ 製品概要ー Ring社が販売するRing Video DoorbellはスマートなWiFi対応のドアベルデバイスで、ユーザーはフロント、バック、ガレージのドアを遠隔から監視および操作できます。ドアベルが押されると、リングアプリケーションは、接続されたデバイスへのVOIPビデオコールで開始され、所有者は訪問者を見て話すことができます。最近の製品ラインにはスマートカメラと革新的なスマートセキュリティライトが含まれています。)
上記のまさにアメリカンドリームを実現した起業家ジェイミー・シミノフ(Jamie Siminoff)氏のスタートは自宅のガレージでの製品作成・販売でした。何もないような状態から大きな価値を生み出すその考え、先見性とは一体どこから来るのでしょうか?
アマゾン社の買収以前番組Shark Tank放映後に、リチャード・ブランソン(Richard Branson)氏もその事業に価値を見出し投資しております。ブランソン氏は400以上の企業を傘下に持つバージングループ(Virgin Group)の創設者です。リチャード氏は様々なビジネスに投資を行い成功してきましたが、これまた彼のような先見性とは一体どこから来るのでしょうか。。
そのようなことを考えながら思い出した話があります。
ご主人がベンチャー・キャピタル(将来性のある未上場企業に投資し上場へ向けて手助けをする)の会社を創設し大成功を上げたご家庭のお話です。只今小学生の子供達を私立進学校から数年休学させ、専属シェフと家庭教師を船に乗せて世界中を旅していらっしゃるのです。
ご主人はいくつもの将来性がある未上場企業を見抜く力、先見性があったからこそ大成功されてきた方です。子供達には、今からの時代は所謂机に座って覚えて学ぶような知識ではなく(机上の空論ではなく)、広い世界の実際の現場を見て、何かを感じ取り何かを考えていく力を養ってもらいたい、と考えての旅ではないかと想像されます(そのご家族がニュージランドに滞在中会いに行った友人からそのご家族の息子さんが「今からはお勉強していい点を取るのは別に大切ではないんだよ。」と話していたと聞きました)。
どのような子供達に育って欲しいか?
再び考えさせられます。
別に起業して欲しいと思っている訳ではありません(なれるならなって欲しいです)が、これからは益々AI(人工知能 artificial intelligence)の時代となってくるのは間違いないです。既にAIの発達により銀行業務の効率化が進み人員削減が発表されたり、自動車の自動走行化が進んだりしております。今後は更にAIの発達に伴い自動化され消えていく仕事が増えることでしょう。
自分自身で考え新たな付加価値を生み出していけるような人に育って欲しい、、と願います。今やインターネットから情報(知識)は幾らでも得られますので、何が何故問題なのかを感じ取り(知覚し)それに対して必要な情報(知識)を収集し取捨選択し新たな考えを再構築する知恵を持ち、それを有益な形で他者や社会に表現していく力が必要なのでは、、と思います。
どのように育てればいいのでしょう?
私が呑気なのを少し考え直した方がいいのかもしれません。子供達がサッカーをしてばかり呑気であるのは私の育て方にも原因があるのかもしれません?私には勿論上述お父様のような経験、知識、財力、人脈、発想などありませんが、もう少しだけでも子供達に外の世界を教えてあげられるよう(視野を広げてあげられるよう)努力しよう、と思いました。せめてもう少し新聞記事やニュースに触れさせてあげるだけでもいいですものね(そんなレベル(~_~;))。。

サッカー場や公園ばかりではなくもう少し都会シアトルダウンタウンの美術館や博物館にも連れて行ってみます。。
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