地震発生の多いアメリカ西海岸ワシントン州。その対策?
在シアトル日本国総領事館のホームページに次のように記されております。
「ワシントン州は歴史的にも地震発生の多い地域です。人口や建設物の増加、インフラ整備の充実に伴い、大地震発生の際には人命への危険性と共に、生活基盤などへの経済的な打撃を与える可能性が強くなっています。また強度の地震はピュージェット・サウンド沖や大きな湖周辺で破壊力の大きな津波を引き起こす可能性もあります。この安全の手引きが万一の場合の知識としてお役に立てれば幸いです。前もって備えておくことにより、地震やその他の自然災害の際にも被害を最小限にすることが可能なのです。」
シアトル地域(米国北西部)の沿岸およそ80キロメートルに、全長約1100キロメートルに及ぶ「カスケード沈み込み帯」があります。カリフォルニア州北部からオレゴン州・ワシントン州、そしてカナダのバンクーバー島まで続いているとても長い沈み込み帯です。沈み込み帯( subduction zone)とは、地球上の2つのプレートが出会って下のプレートがすべって地球の下層の方に年間数cmずつ沈み込む地帯のことです。この沈み込みによって海溝やトラフが作られまます。
カスケード沈み込み帯は1700年にM9のカスケード地震を引き起こしました。この地震は日本に甚大な津波被害をもたらす程巨大地震だったそうですが、地質調査からはこのような巨大地震が230年毎に発生していると推定されるそうです。米地質調査所(USGS)によると、最後の発生は約315年前に遡ることから大地震はいつ起きてもおかしくない状況となっているそうです。
それにも関わらず、、
ロイター通信の次のような記事がありました(2016年)。
「米西部ワシントン州は、ここ数十年に発生する可能性のある大地震や津波に対し極めて準備が不十分 なため災害のリスクにさらされている。地元のシアトル・タイムズ紙が23日、当局の報告書の草稿を引用して報じた。
同紙によると、州の緊急対策担当者らは、十分に対応できない場合を想定し 自力で2週間生存するのに十分な量の食料や必需品などを貯蔵するよう住民に呼びかける予定だという。」
なんと、、。調べてみました。こういう物を買っておくと少し安心なのでしょうか?
115.99ドル 、173レビューあり 評価は4.3ポイント。マカロニ&チーズやビーフ味シチューも美味しかったというレビューがありました。30日間分の非常食が入ったボックス。味はさておき、迷います… 。

シアトルは湖が多いので橋が重要です。地震での崩壊とその影響を考えたりすると、、怖いです。
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