ハワイ島火山の噴火。ワシントン州も同じ「環太平洋火山帯」の上にあります。
一向に収束の気配を見せないハワイ島のキラウエア火山ですが、一体この状態はいつ落ち着くのでしょうか。昨年までハワイ(オアフ島)に住んでおり、昨年は次男が修学旅行で訪れたハワイ島でありとても気になります。
(※旅行には問題がないレベルだそうです。ハワイ州知事イゲ氏ならびにハワイ州衛生局長バージニア・プレスラー博士が先月末に「ハワイ諸島の大気は安全であり、ご旅行の計画を躊躇される必要はない」との声明を発表しています。観光の中心地で宿泊施設が集中するハワイ島西海岸のコハラ地区やコナ海岸は、今回の噴火活動エリアから約110㎞以上離れており最も遠い地区となります。)
キラウエア火山は地球上で最も活発な火山の一つであり過去35年間にわたり噴火し続けておりますが、噴火といえばワシントン州の火山で噴火が起きる可能性もあります。キラウエア火山とアメリカ西海岸の火山は同じ環太平洋火山帯(Ring of Fire)の上にあります。
※環太平洋火山帯(Ring of Fire)とは、太平洋の周囲を取り巻く火山帯のことです(日本も環太平洋火山帯の一部にかかります)。西海岸においてはワシントン州のマウント・ベイカーからカリフォルニア州のラッセン火山まで1,300キロ(800マイル)に渡り13の火山が繋がっています!
米国地質調査所によると、アメリカにおける最も危険な火山の殆どがこの環太平洋火山帯(Ring of Fire)上にあり、それらはワシントン州のセントヘレンズ山とレイニア山、オレゴン州のマウントフッドとサウス・シスター、カリフォルニア州のマウント・シャスタとラッセン火山であると言われています。地質学的にはどの火山も活動期であり約100年毎に噴火を起こすとも言われますが、この周期は不確定なものなので火山はいつ噴火しても不思議ではありません。
ワシントン州のセントヘレンズ山は1980年の噴火の際に数十人の死者を出す甚大な被害を及ぼしています。また、シアトルとタコマの都市から見える14,000フィート(4,270m)のレイニア山は、かつて遠い昔に噴火した際には約80キロ(50マイル)西方まで甚大な被害を及ばしたと言われています…。
ハワイに続き西海岸の火山まで噴火しないよう…願います。

高速道路 I-5から見えるワシントン州レイニア山
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