リスクを取って挑戦することを評価するアメリカの学校
昨日は次男が夏から通うプライベートスクールのお友達家族と遊びました。お父様が実に教育熱心なご家族です。プライベートスクール受験に際し、受験した学校のみならず全米トップクラスのプライベートスクールを含め約20校のホームページを隅から隅までお読みになられた、というお話に驚かされました。
自分は子供達の受験校のホームページですら隅から隅までなど読んいないかなり適当な母親です。受験対策として必要情報を入手するための基礎ステップなのでしょうが、受験をするのは子供達なので、子供達に「受験校のホームページを読みなさい。何がその学校のいい点なのかを考えなさーい!」と掛け声をかけてばかりの老眼で細かな字を読むのが億劫な母親でした、、(恥)。
先日学校から渡さた4ページの手紙に関しても、タイトルから緊急性を感じなかったので、チラッとだけ見て良く読まずに棚に保管してしまっておりました。が、ふと反省し、昨晩棚から引っ張りだして読んでみました。2ページは8月の入学準備に関する内容であり、2ページは「Parent Guide to 6th Grade(6年生へのペアレント・ガイド)」でした。ペアレント・ガイドには次のような内容が書かれておりました(先生方の経験と著書「成長のものさし―Children in the Classroom Ages 4‐14」に基づいてまとめられた内容だそうです)。
・人として、学業面において、社会面において、今年度子供達に見られるであろう成長について
・人として、学業面において、社会面において、今年度先生方が子供達に最も期待する成長(目標)について
・5年生との大きな違い
・その他今年度期待されること
・人として、学業面において、社会面において、子供が困難にぶつかった際にサポートする方法
・先生方から6年生ペアレンツのへの小アドバイス
資料を読んでみたところどの箇所も簡潔に分かり易くまっておりました。流石先生ですね。
今年度先生方が子供達に最も期待する成長(目標)には主に次のようなことが書かれておりました。
- self-advocay
- take responsibility for decisions and actions
- make thoughtful choices
- learn from mistakes
- challenge oneself and take risks
これらをまとめると、「しっかりと自分の考えを持ちそれを表現する。よく考え、自分で決めたことや自分で取った行動には責任を持つ。間違ってもそこから何かを学ぶ。リスクを取って挑戦する。」といった感じでしょうか。
長男の学校にしても、次男の学校にしても、学校側の説明会などで繰り返し聞かされる話です。「失敗しても構わないので在学中に沢山の新しいことに挑戦し、新たな自己発見が出来る機会を持って欲しい。多くの経験を通じて自己認識を深めて欲しい。」といった話です。むしろ在学中には「失敗する経験」が貴重でありそれを歓迎するかのようなニュアンスで話を聞かされます。
「挑戦をしないよりもリスクを取って挑戦することを評価する」アメリカの学校文化なのでしょうか。我が家の子供達にももう少し前向きに失敗を恐れず挑戦する姿勢を在学中に学んで欲しい、と願います…。

Lake Washington
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