プライベートスクールへの寄付金について
昨晩次男が秋から通うプライベートスクール新設校舎説明会に行って参りました。新校舎二つの建設及び学費補助を受けている生徒さん達のために今後約40億円の寄付金が必要であるそうです。先ずは2019年度完成予定の校舎のために約20億円の寄付金が必要になるそうです。2019年度とはもう直ぐです!その時までに20億円?!説明を聞いていてアメリカの寄付金はユニークだなと思いました。
額が大きい
小学校5年生から高校3年生(シニア)までの全校生徒が約530名しかおりません。もし20億円を単純に530名で割ると1名あたり約380万円もの寄付金となります。
オープンである
保護者への説明後沢山の質疑応答がありましたがこのような質問もありました。
質問:「多額の寄付をすれば施設に名前を残してもらえるのですか?」
回答:「はい。校舎や廊下、壁など様々なところにご協力者のお名前を残させて頂きます。」
以前のハワイのプライベートスクールでもそうでした。又、ハワイのプライベートスクールでは毎年寄付金額と寄付者の氏名が印字された冊子が各家庭に郵送されてきました。約1万円から1000万円以上まで幾つかの寄付金額別グループに分けられ掲載されます。アメリカでは寄付金が税額控除にもなりますし、寄付は堂々とするようです。
貢献額はそれぞれ(親の所得に格差がある)
次男のプライベートスクールでは約18%(約100名)の子供達が学費補助を受けて通っています(ダイバーシティの観点からこれは重要だと昨晩校長先生が話しておりました。ご自身も学費補助を受けて高校に通われたそうです。)。すると寄付金を出せる家庭の数が約530から約435に減ります。生徒さん達の中にはご兄弟で通っている場合もあるので最終的には約380ぐらいの家庭数でしょうか。20億円を380で割ると1家庭当たり約530万円の寄付金という単純計算になります。学費よりも高いです。
しかし勿論実際にはこのように寄付金が集まる訳ではありません。大半に関しては一部の非常に裕福なご家庭が億単位や数千万円単位の寄付をして下さるのでしょう(期待と感謝)。残りの家庭は数万円から数十万円程度の金額で貢献をさせて頂くことになるのでしょう。親の所得間格差が大きいと実感させられる説明会でした。

かなり郊外にある次男のプライベートスクール
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