子供達への英語教育を考えた理由。外資系企業で働いていたから?
教育に関しての考えは各家庭千差万別だと思いますが、我が家の場合は二つのことが切っ掛けとなり、子供達にアメリカの教育・英語の教育を受けさせたいと考えるようになりました。
先ず一つ目は、私の子供時代のアメリカでの通学経験です。私は父の転勤で小学校高学年から中学校二年までの約三年をアメリカのカリフォルニア州オレンジカウンティ―で過ごしました。そこでは先生を始めとする多くの大人から「将来は何になりたいの?」という質問をよく投げかけられました。余りにも頻繁に聞かれるので、「その場しのぎでもいいからカッコイイ返答を考えておかなくては面倒」と思い「将来は国連で働きたいです。」と答えていました(適当でした、ごめんなさい)。正直将来のことはまだ分からなかったのですが、将来について何となくでも考えさせられる切っ掛けとなりました。英語が全く出来ない状況からの学校生活でしたが勉強は不思議と面白かったので自然とオールAの成績を取ることが出来るようになりました。普通の公立中学校でしたが、音響効果等まで準備をして自分の作り上げたエッセーを発表したり、自分が興味を持った歴史的出来事についてオブジェを作ったりと楽しかった記憶が今でも残っております。
しかし、中学校二年の時に日本に帰国をし中高一貫の進学校に編入をすると、先生から聞かされるのは偏差値の話ばかりでした。聞かれるのは行きたい大学名ばかりでした。特に行きたい大学もなかった私は、最初は成績が良かったので「お前は東大に行け」と言われ、偏差値が下がってくると「一橋がいいだろう」と言われ、更に下がると「慶応がいいだろう」と言われ始めました。
高校時代の思い出も自分はダメな生徒であまり勉強をした記憶がありません(授業中寝てばかりでノートはほとんどなし、宿題もやらず登校)。テニス部での試合、生徒会の仕事(甲子園出場時の手伝い)、赤十字委員会の委員長の仕事、校外のボランティア活動が楽しかった記憶はありますが残念ながら勉強に対しては不真面目で楽しんでいない生徒でした(私の周囲の友人達は本当に賢く優しく素晴らしく優秀な生徒達でした。今でも様々な分野で活躍していて流石です。ダメな私は引っ張ってもらっていたと感じます。)
夫にそのような話をしておりました。
そして、二つ目の切っ掛けであり我が家にとって一番大きな切っ掛けとなったのは「夫と私が大学卒業後に外資系企業で働いていたから」という点だと思います。
夫の凄いなぁ、と思う点は、帰国子女でもなく大して英語が出来ないにも関わらず入社当時から物怖じせず海外の支店に出向きネットワークを広げ仕事をしていく姿でした。ニューヨーク、ロンドン、フランクフルト、パリ、ミラノ、、入社一年目から研修も兼ねてですがあちらこちらに行っておりました。若いが故の「鈍感力(怖さ知らず)」といったものもあったかもしれません?
しかし、子供が生まれる頃になると中堅社員となっており、子供の成長と共に中堅から更に上を目指す年齢となり、仕事で求められる英語力・コミュニケーション能力の質が変わってきていたようでした。より高度な内容及び質が英語コミュニケーションに問われ始めたのでしょう。グローバル企業で上のポジションを狙うとなればアメリカの一流大学でプレゼンテーション能力を磨いてきたような同僚と対等にディスカッションも出来なければなりません。自分自身の英語力が足かせになること明らかであり「子供達にはアメリカの教育を。英語教育もいいかもしれない。」と夫も考え始めたのです。
そのような訳で、急遽(☆)4歳の長男にハワイの私立小学校受験と日本のインターナショナル・スクール受験を目指させることとなりました。長男は全く英語が話せないにも関わらず受験時期まで既に一年を切っているという状況下でした。端から見たらきっと無謀にも見える挑戦だったと思います。
人生一度きり。後悔のないよう「少しでもチャンスがあれば深く考えずに挑戦したい」と思ったのでした。。(周囲の皆さまいつもご理解と応援を有難うございます)。

ハワイのダイヤモンド・ヘッド 2017
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