下落し始めたシアトルの不動産価格?
「下落し始めた」というよりは「調整し始めた」と言った方がいいのかもしれません(?)が、シアトルにおいて不動産売出価格を下げるセラー(売主)が出てきているのは本当です。不動産情報サイトRedfinを見ていても、販売不動産が市場に出てきてから売れるまでのスピードが遅くなり(在庫日数が長くなり)、売出価格を下げるケースが見られるようになりました。
以前(3月)「高騰し続けるシアトルの不動産市場」においてシアトルがセラーサイドのマーケットであると書きましたが、10月に入った今、状況は変化しているようです。夏頃からのようです。
住みやすい都市ランキングで全米10位のシアトルですが、約一週間前のテレビ番組においてRedfin社長Glenn Kelman氏が、Redfin社の持つ情報によると、有名ハイテク企業が多いシアトルなので人口流入数は依然大きいが最近になってシアトルからの人口流出数がシアトルへの人口流入数を上回った、と話しておりました。
このRedfin社長Glenn Kelman氏が次のような面白い視点を話しておりました。今の世の中、情報技術の発展によりグローバル化、自動化、情報の透明性が向上し、あらゆる物の価格が低下傾向にある中不動産価格だけは局所的に上昇し続けてきた。しかし、これからは情報技術の発展により不動産に関する情報の非対称性も小さくなり、又、人々の働き方も変わってくるので多くの人々が移住をより容易に考えられるようになる。より低価格でより良い住環境があればそこへ移住をし高騰し過ぎた不動産市場に固執する必要がなくなってくる。ニューヨーク、ニュージャージー、カリフォルニアなどといった人口が密集した沿岸都市から、オハイオやミシガンなどもう少し内陸へ移住する人々も増えてくることであろう。
我が家は昨年シアトルに移住をしたばかりなのでとても更なる移住は考えられません…が(*_*)。
シアトル市内及び近郊でも今は全エリアではなく高騰し過ぎていた立地・価格帯が先ずは調整され始めているように感じます。とても興味深いのでこれからもシアトルの不動産価格を日々追ってみるつもりです。
皆さま、素敵な一日を♡
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今朝シアトルは霧がかかっていたのですが晴れとなりました。