アマゾン第2本社は二つの都市。ニューヨークとバージニア?
一昨日「アマゾンはシアトルに続く第2本社の建設計画について2つの都市に分けて設けることを検討している」とのニュースが流れました。
5万人の雇用を計画しているそうなので、それ程にも大量なハイテク人材を集めるのであれば一つの都市のみならず二つの都市において採用を進めた方が効率的なように思われますね。
又、第2本社となる都市に大量の人材が新しく流入することを考えると、渋滞や不動産価格の急上昇をもたらし問題とされたシアトルでのケースの二の舞にならないよう第2本社の拠点を分散するのは合理的に思われます。
2017年に第2本社建設の話が浮上した際、238の都市がその候補地として名乗りでました($5ビリオン(1ドル113円換算で約5671億円)の投資を考えていると聞きカナダやメキシコの都市も名乗りでました)。そして、2018年新年には第2本社の候補地は20都市にまで絞られました(海外はトロントのみ。海外に本社を建設したらトランプ大統領の不満攻撃が大きくなりそうですよね…。)。
現在、第2本社の候補地は、バージニア州アーリントンのクリスタル市、ニューヨーク州クイーンのロングアイランド市に絞られているとも言われております。バージニア州であればアメリカ政治の中心地ワシントンDCが近いので何かと便利であり、優秀な人材にも事欠かないでしょう。又、ニューヨーク州も金融業界などで活躍をしてきた優秀なハイテク人材が豊富です。
シアトル市、クリスタル市(?)、ロングアイランド市(?)と複数の勤務候補地がある(移住地を選択出来る)ことは、優秀な人材獲得の手助けに繋がるでしょう。
年内には第2本社の都市が決まるそうです。アマゾン第1本社があるシアトル在住者としては、アマゾン第2本社が決まった後のシアトルが気になります。シアトルから顕著な人口流出が見られるのでしょうか。そして、不動産価格にも影響が見られたりするのでしょうか。アマゾン社だけでなく数多くのハイテク企業がシアトルで人材を募集しているので、シアトルの人口動態及び不動産価格には影響が及ぶことはないのでしょうか。興味深く観察したいと思います。
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シアトル本社前のAmazon Spheres(アマゾン・スフィア)