大量の外国籍社員を採用したメルカリ
今月1日のメルカリ新入社員向け説明会には新入社員100人のうち約半数44名の外国籍新入社員が集まったそうです。面白いですね〜。メルカリの東京本社で働く社員の国籍数は今や29ヶ国となるそうです。
外国籍新入社員44人の内訳は、インド32人、台湾3人、アメリカ2人、中国2人、イギリス、ベルギー、フランス、カナダ、シンガポールが1人だそうです。
優秀な技術者の採用合戦は世界中で繰り広げられておりますが、メルカリは学生向けのソフトウエア開発コンテストやインターンシップを上手く利用して知名度を上げ優秀な人材獲得に成功を収めております。インターンシップは学生にとってその企業の文化や上司のレベルを知る良い機会となります。外国籍の社員はその企業が(国籍や宗教が)多様な社員に対して寛容でありインクルーシブ(包摂的)な企業文化を持つかどうかを当然ながら考えます。メルカリの山田進太郎CEOのそのご経歴やご発言を見ると「山田進太郎CEOはインクルーシブなマインドが高い方なのだろうなぁ」と推測されます(「アメリカに行ってみたい」とたまたま応募したグリーンカードにご当選された経歴をお持ちです。当選とは羨ましい限りです!)。
メルカリのホームページを見ると、自由な制度を持ち充実した福利厚生を用意しているのだな、と感心させられます。少しだけ簡単に列挙させて頂きますと、自由な勤務体系、副業推奨、産休・育休支援の拡充(一定期間男性女性共に給与を100%保証)、妊活の支援、病児保育費の支援、認可外保育園補助、全社員の死亡保険加入、などがあります。
これから故郷を離れた外国人籍の社員が増えてまいりますと、その外国籍社員の結婚後のサポートも必要となることでしょう。お子さんの教育にはインターナショナル・スクールを希望されるかもしれません。インターナショナル・スクールは年間約300万円(※学校により異なります)かかるかもしれません。メルカリさんがどのような評価システムで給与額を決められているのかなどは知りませんが、きっとメルカリさんは新しい局面でも最適解を求めていかれるのだろうなと思います。日本にグローバル企業が増え、日本にも優秀な人材が流出ではなく流入するようになって欲しいです。
尚、メルカリは今後通年採用によって優秀な外国籍技術者の確保を狙うそうです。確かに国内の事情により存在する就活ルールはグローバルな人材確保には意味がないですものね。今年6月に東京証券取引所マザーズに新規上場されたメルカリさんが「誰もが憧れる世界のテックカンパニー」となりますよう勝手に願っております…☆

本日シアトルは雨模様です。
スポンサーリンク